我が子が伸びる塾選び

算数1教科入試に狙い・YouTubeやラジオ講座活用…「非塾」の中学受験という選択も

2020.01.31

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葉山 梢
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中学受験をするなら塾通いは必須と思いがちですが、塾に行かずに乗り切った家庭もあります。かかる費用が少なく、自分のペースで進められる良さがあるようです。(イラスト・伊藤理穂)

横浜市の女性(42)には高1の長女、中1の長男、小4の次女がいる。長女が小3のときに中学受験を決めたが、ネックとなったのが塾通いだった。「夕食は親子で一緒に食べたいし、夜は早く寝かせたい。子どもが3人いるので費用の問題もありました」

このため、長女は通信教育の中学受験コースを利用し、小6の12~1月のみ大手進学塾の志望校対策コースに通わせた。第一志望の最難関校は落ちたが、併願校に合格した。

続く長男は、算数1教科入試の学校に狙いを絞った。小6の12月まで野球を続けながら、市販の問題集と過去問で勉強して合格した。勉強時間は毎朝5時半~7時。まずは自力で問題を解かせた。女性はそばで家事や読書をしながら見守り、余計な口は出さないが、呼ばれればすぐに行けるよう備えた。

女性に中学受験の経験はないが「国語と算数はゆっくり考えれば、意外と教えられた」と振り返る。「YouTubeで『つるかめ算 解き方』などと検索すると、解説動画がたくさん出てくる。親子で見るか、私が見て説明するようにしました」。ただ、理科と社会は暗記が前提となるため教えるのが難しかったという。

現在は、次女に国語・算数・英語の3教科で受験させるべく、市販の問題集とラジオの英語講座で勉強させている。

この女性の「受験母仲間」の女性(49)は、現在高1の長女が小6のとき、中学を受験すると決めた。説明会で興味をもった2校の過去問を見たところ、基本的な問題ばかりで「これなら家でできると思った」。平日の朝と夕方に市販の問題集を解かせ、分からないところは土日に夫が教えた。このうち1校に合格し「自分で勉強できるという自信がついたようです」。今も塾には通っていないが、校内で一番上の特進クラスにいるという。

2人は「非塾」の中学受験について「親が自分で情報を集めて子どもをしっかりサポートする必要があり、負担は大きい」としつつも、「夜遅くまで塾でガツガツ勉強する形ではない中学受験もあっていいのではないでしょうか」と口をそろえた。

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