予備校リレーコラム

新学年を迎えるにあたっての心構え、各学年の学習計画は? 河合塾のアドバイス

2020.02.10

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河合塾
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志望大学現役合格のカギは一日も早い学習のスタートです。効果的な学習をどのように行うか、あと1カ月少しで新しい学年を迎えるにあたっての心構えをお伝えします。

  • すでに新学年に向けたスタートは切られている

  • 新高2生は「大学入学共通テスト」のみで必要な科目の準備も

  • 大学受験に向けた学習計画の相談は塾・予備校でアドバイスを受けるのも一つの方法

すでに新学年に向けたスタートは切られている

「新学年」と言うと「4月からのこと」と思われがちですが、塾業界ではすでに新学年に向けてのスタートが切られています。河合塾のような大学受験の塾・予備校に通う高校生には、すでに12月から1月くらいにかけ、次の新学年に向けての学習計画の指導がなされ、4月を待たずに目標に向けた学習が始まっているのが実態です。

特に、新高3生については、あと10カ月半と受験までの時間が限られているため、後々後悔しないためにも、相当綿密に効率的な学習計画を立て、早くにスタートを切る必要があります。その学習計画を立てる際に重要なのは、どの教科にどの程度の時間をかけるかということです。大学入試は各教科の総合点で判定されるわけですが、実はそれぞれの科目の配点は、各大学・学部によって様々です。

例えば、国公立大学を受験する場合、「大学入学共通テスト」と各大学の「個別学力入試」の両方の得点で判定されますが、配点ウェートの大きな科目で得点を稼げないと実際には合格できません。世間では「大学入学共通テスト」にとかく注目が集まっていますが、各大学の「個別学力入試」で問われる科目がトータルでは配点ウェートが高い場合が多く、その科目こそ万全の準備で臨みたい科目なのです。

その「個別学力入試」ですが、そこでは各大学が受験生に求める学力を試すため、それぞれの大学・学部で工夫を凝らした問題を出題してきます。つまり、大学・学部ごとに対策が異なるのが「個別学力入試」なのです。その点を踏まえると、まずは自分の目標とする大学の入試の配点を調べ、その大学・学部の「個別学力入試」の実際の過去問題を見て、効率的な学習計画を立てることが新高3生の新学年スタートの第一歩となります。

河合塾2月①

新高2生は「大学入学共通テスト」のみで必要な科目の準備も

受験までは少し時間がある新高2生の方も、将来の受験に向けた学習の中心となるのは、志望する大学の「個別学力入試」で問われる配点ウェ-トの高い科目です。ベースとなる学力の定着は高2生のうちに終え、高3生になったら志望大学の出題傾向にあわせた実戦演習に取り掛かれるよう準備しておきたいと思います。

一方で、高3生になってからはあまり時間がなく手がつけられない「大学入学共通テスト」のみで必要な科目についても、まだ余裕のある高2生の段階で学習計画に組み入れておきたいと思います。特にその中でも不得意な科目については早めに手をつけておくと後々、非常に楽になります。これまで行われてきた大学入試センター試験もそうでしたが、「大学入学共通テスト」で問われるのは基本事項の習得をベースにした応用力と思考力、そして瞬時の判断力です。その中でも不得意科目では、まずは知識の確実な習得がポイントです。マークシートでも、問われている知識を知らなければ絶対に得点できません。「大学入学共通テスト」でのみ必要となる科目については、まずは基本となる知識の習得とその定着のための演習を高2生の段階から行っておきましょう。そして高2生の後半では「大学入学共通テスト」で問われる独特の出題形式になれるため、形式演習も必要になります。

河合塾2月②

大学受験に向けた学習計画の相談は塾・予備校でアドバイスを受けるのも一つの方法

河合塾のような塾・予備校では、この時期に春期講習や新学年の入塾相談を行っています。塾・予備校に出向いた際、自分の志望大学を告げた上で学習相談・学習アドバイスを受けるのがよいと思います。その際に、各教科の成績のわかる資料を持っていくと、より具体的に志望大学と現状の学力に合わせたこれからの学習計画について適切なアドバイスが受けられると思います。

(福永就夫・進学教育事業本部長)

*参考 

河合塾「春期講習」のご案内

河合塾 大学入試情報サイト「Kei-Net」

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