自信を磨く冬休み

(メンタル編)学力は冬に伸びる! 焦らず目標を具体化して自信を持とう

2019.12.27

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EduA編集部
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受験生にとって冬休みは「総仕上げ」の時期です。苦手分野とミスの対策をすれば自信がつき、合格がぐっと近づきます。

<メンタル編>の今回は、受験関係で多くの著書があり、受験対策の通信教育の代表も務める精神科医の和田秀樹さんに、受験生が自信をつけるためのアドバイスを伺いました。1ページ目は受験生向け、2ページ目は保護者向けのアドバイスです。

受験生へのアドバイス

・偏差値は気にしない。「合格最低点」を超えればOK。目標を具体化しよう。

・よくやるミスは過去問演習や模擬試験でチェック。「ミスらん力(りょく)」をつけよう。

・「もう●日」→「まだ●日ある」の発想で焦りを解消!

・冬は春の8倍も勉強が進む。自信を持とう。

多くのお子さんを見てきましたが、冬休みから本番までの間に、ものすごく伸びる子がたくさんいます。模試の偏差値や合格判定が悪くても、気にする必要はありません。逆転の可能性は十分にあります。自信を持ちましょう。

例年、合格者の最低点はそんなに変動しません。要は、最低点を1点でも超えればいいのです。合格者の平均点を取る必要はありません。過去問演習で、どの教科であと何点積み上げれば最低点を超えるか、目標を具体化しましょう。例えば、300点満点で最低点が200点の学部や学校を受けるのに、今は160点しか取れなかったとしても、社会の暗記をきっちりやってあと20点、英語のミスをなくせば10点、古文も覚え直してあと10点……というように積み上げます。

焦りは不要 課題をみつけて対処

また、本番当日に時間不足で焦らないためにも、冬休みの間に本番と同じ時間で解いてみましょう。解ける問題から手を付けるといったシミュレーションができます。また、近年は英語の長文化が進んでいます。例えば、読解の時間が足りないという課題が見つかれば、速読の訓練をすればいいのです。この時期はまだ対処できます。

「本番まで●日しかない」と思わず、「まだ●日ある」と考えてください。焦りは不要です。なぜなら、みなさんは春の自分と比べて、冬は8倍も勉強が進むからです。英語の長文読解や数学の処理速度が倍になっています。また、志望校で出題されない科目や単元は勉強しなくていいので効率も倍です。さらに入試直前の冬は頭がさえますし、集中力も高まるので、学習に身が入る時間も倍です。2×2×2で8倍。つまり、春の2カ月分の勉強を、冬は1週間でこなせるのです。

 和田先生8倍理論

受験で一番怖いのはミスです。入試は同じような学力の人が集まるので、当日のミスが合否をわけかねません。最近は情報処理能力が必要な入試が増えていますので、もう一度解き直す時間はありません。

最も効果的な対策は、以前やったミスを分析し、二度と繰り返さないよう事前に対策することです。私は「ミスらん力」と呼んでいます。うっかり条件式を見落とす、繰り上がりを忘れる、思い込んで問題文を読み間違える……。これまでの模擬試験や過去問演習でやったミスをチェックしましょう。今の実力のままでも、同じミスをしないだけで点数は伸びます。本番でも「ミスするかも」という不安を減らせます。

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