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入試本番、ありがちなミスは? 過去問対策で1点でも多く積み上げる

2019.11.20

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大島 淳一
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受験勉強の柱になるのが、過去問(実際の入試問題)の演習と模擬試験(模試)の見直しです。「エンスタナビ」でも時期に応じて、それぞれの活用法を紹介してきました。この時期からは本番を意識した勉強が求められます。より深い勉強を実現するための取り組みを紹介します。

過去問演習…ペース配分を意識 解ける問題優先して「時短」に 

まずは過去問から。秋以降の演習は「本番での得点力アップ」を目的に加えて取り組むことが必要です。問題を制限時間のなかで解く「解答のペース」を身につけます。解ける問題を確実に得点に結びつけることが「合格」には欠かせません。

演習のとき、見直しの時間もふくめて本番と同じ制限時間で取り組み、時間の長さを体でおぼえます。実際の入試で、ある問題につまずいているうちに試験終了の時間がきてしまったということがないよう本番でのペース配分を身につけます。

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たとえば国語(現代文)や英語。大学(学部)はもちろんですが、難易度が高い私立高校や学校独自の入試を実施する公立高校などの場合、素材文(問題文)にもり込まれる「注釈」が多くなりがちです。注釈が出てくるたびに意味を確認していると時間がかかるばかりです。先に注釈に目を通しておき、それらの意味から大まかな内容を推測するのが一つの方法。過去問の演習で練習するのがおすすめです。

たとえ問題を解き終えることができなくても、制限時間がきたら演習をいったん終了します。時間内で解いた問題を採点し、それから残りの問題を最後まで解いてみます。問題全体の流れをとらえたうえで解ける問題を見つけ出し、時間内に1点でも多く取る練習になります。

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模試…「やりがちなミス」を把握し、正答を導く「根拠」を確認

 模試の場合、これまでに受けたときのことを思い返します。「ケアレスミスがなければ得点できたのに」というなら、自分がどのようなミスをしがちなのかを明らかにします。設問の文を読みまちがえる、残り時間が少なくなると計算をミスする……。こうしたくせを意識しながら、過去問の演習をくり返すことで「問われている内容を示している部分には傍線を引く」「あせりがちなときこそ、ていねいに計算する」などと自分自身を冷静にチェックする習慣が身につきます。

選択式で解答する出題では、理解が不十分なのに「たまたま正解した」という問題があるかもしれません。同じ問題が実際の入試で出たときにもう一度、解けるとはかぎりません。こうした問題も洗い出し、正答を導くための「根拠」を必ず確認します。

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正答率が高いのにまちがえた問題もチェック。難易度がそれほど高くはない(はずな)ので、補強するのにそれほど時間はかかりません。類題を解くなどして解法を身につけると得点アップが期待できます。過去問の演習と同じように見直しも意識します。模試を受けるとき、問題用紙(冊子)の余白のどの部分で問題を解いたのかが一目でわかるようにします。

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 ※朝日中高生新聞2019年10月20日付

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