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正確な受験情報をゲットするには?  紙、ネット、進学フェア…媒体別活用のコツ

2019.10.02

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山本 朝子
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2020年度からの大学入試の枠組みをはじめ、公立高校の入試制度の見直しなど、大学受験や高校受験では新しい動きがよく出てきます。こうした情報を手に入れ、内容を正しくおさえることが「合格」への近道になります。情報との向き合い方について、進学塾・栄光ゼミナールの内田幸仁さん(高校受験担当)と大学受験ナビオの安田和史さんに聞きました。

受験案内や情報誌 信頼性高い紙媒体 新鮮な情報は新聞を活用

情報集めに活用できる媒体や方法をいくつか挙げてみます。

一つは「紙媒体」。書店で販売されたり、図書館に置かれたりする厚めの「受験案内」は大学や高校の所在地をはじめ、カリキュラムの大枠や合格の目安となる偏差値、卒業後の進路(就職先や進学先の大学)などがもり込まれています。それぞれの概要を調べるような位置づけといえるかもしれません。

大学受験での推薦入試やAO入試の要件を解説したり、小論文などのテーマを網羅したりする月刊の情報誌もあります。

書籍類は多くの目を経たうえで世の中に出るのが一般的で、内容に対しても信頼が置けそうです。ただし、「ある時点」での最新情報が、実際に掲載されるまでに時間がかかるのも事実。紙媒体に新鮮さを求める場合、新聞に掲載される教育にかんする記事をチェックするのが一つの方法です。

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塾や予備校のなかには独自の冊子を発行しているところもあります。大学や高校の入試制度、入試で問われる学力観などをコンパクトにまとめたものなどがあり、手に入れたい場合、それぞれの校舎の受付で申し出たり、ウェブサイトで送付を依頼したりします。

新しい情報はインターネットで 信頼できる団体のサイトを見る

「インターネット」も活用される媒体。書籍類とくらべると、情報を更新する頻度が多く(高く)なりがちで、比較的新しい内容が掲載されます。中学生や高校生にとっても身近な「ツール」にちがいありませんが、ネット上にはさまざまな情報が存在することから、利用する場合は注意が必要です。専門外の個人が発信する情報は決してうのみにしないといった姿勢が求められます。

みなさんにとって役立ちそうなのが大手の塾や予備校、模擬試験(模試)を主催する団体のウェブサイト。過去問(実際の入試問題)の演習に取り組むときのポイントや模試の成績表の見方を解説したり、進学フェアや各大学・高校の入試の日程を示したり。受験のシーズンになると各校の出願者数や応募倍率を掲載するところもあります。安田さんは「情報に触れ、具体的な志望先の候補がいくつか挙がったら、その高校や大学のウェブサイトに直接アクセスするのがいい」とすすめます。

大学や高校のウェブサイトでは「受験生の方へ」「入試情報」といったところに注目。最新の入試情報や各校が開く説明会の日程などが示されます。大学(高校)によっては過去問をダウンロードできる場合もあります。

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公立高校の情報を得たい場合は各自治体の教育委員会、大学入試センター試験(2020年度からは大学入学共通テスト)の情報を得たい場合は大学入試センターのウェブサイトを参考にするのもおすすめです。また、共通テストの英語で活用される民間の資格・検定試験については文部科学省の「大学入試英語ポータルサイト」が役に立ちそう。たとえば、いまの高校2年生で共通テストに活用される英検の一つ「英検2020 1day S-CBT」を2回受けたい場合、10月7日まで(*注)に「予約申込」をする必要があります。ポータルサイトにはこうした情報がもり込まれ、資格・検定試験を実施する団体へのリンクもあります。(編集部注 英検協会は「11月11日まで」と変更を発表しました)

進学フェアやセミナーへ 足を運んで生の声やプロの意見を聞く

進学フェアなどに足を運び、各校のカリキュラムや入試方式などの情報を入手することもできます。塾や予備校が主催するセミナーや説明会の場合、外部の生徒が参加できるものもあります。内田さんは「進学塾や予備校では進路の方針さえ教えてもらえれば、同じような進路を選んだ先輩の話や、より具体的な最新情報がアドバイスできる。プロの意見も参考にして」と話しています。

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※朝日中高生新聞2019年9月15日付

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