受験に勝つノート術

ノートは受験勉強の友だち 慶応普通部の合格を勝ちとった秘訣

2019.09.12

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太田 あや
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受験勉強に役立つノートは、どうやって書けばよいのか。ポイントは、今までよりも少しノートとの関係を深めること。合格を勝ち取るためのノート術を紹介します。

「受験ノート」を書くための三つの条件

これまで取材を通して感じてきたことは、志望校合格を勝ち得た人たちは、ノートを受験勉強のパートナーとして欠かせないものとしていたということです。ノートをひらけば自分が必要としている知識が整理してあり、また、乗り越えなければいけない弱点が明確になっている。ノートがあるからこそ、何をどう勉強すべきかが見えてくる。それはまるで、受験勉強を共に闘ってくれる友だちのような存在でした。

「ノートを受験勉強の友とする」。これが、受験に勝つノートを書く秘訣になります。では、どう友情を育んでいけばいいのか?一番大切な友だちを思い浮かべてみてください。友だちにはうそをつきたくないし、つかれたくないでしょう。

また、他人に話せないことも友だちにだけは話せると思います。それは、お互いに信頼し合っているからでもあります。この「うそをつかない」「なんでも話す」「信頼する」ことは、ノートと関係を深めるうえでもとても大切な条件となってきます。具体的にどういうことか、みていきましょう。

「うそをつかない」 間違いは消さない

バツや赤字の訂正ばかりだと自信もやる気もなくします。でも、その問題を克服しない限り成績は上がりません。受験生にとって、 実力を正確に知ることは大切なこと。できない自分を受け止め、受験当日までに弱点をどう克服し、合格最低点を超えるかを考えることが重要です。間違いは、合格に近づくための「のびしろ」であり、次にやるべきことを教えてくれるものです。ノートには常に正直でいてください。

「なんでも話す」 気づきをメモする

ノートの余白に、「気づき」を積極的に書いてください。「気づき」とは、書いている時に頭に浮かんだ疑問や考えのことです。問題演習ノートであれば、「計算ミスだ!」など間違えた理由を書いておくと、弱点が把握しやすくなります。授業ノートでは、先生の解説に加え疑問点や重要だと感じたことなどをメモしておくと、深い理解につながります。仲良しの友だちに語りかけるように、どんどん書いてください。

「信頼する」何度も見返す

受験生になると、知識を定着させるため、自信のない問題の解き方を確認するためなどノートを見返す機会は増えます。その際には、ただ眺めるのではなく、新たな知識を追加したり、気づきを書いたり、どうしても覚えられない部分にはふせんをはったりするなど、どんどん進化させていってください。繰り返し見直したノートはあなたの努力の証し。入試当日には、試験会場で緊張するあなたを支えるお守りにもなってくれるはずです。

入試レベルの力をつけた過去問演習ノート

過去問をただ解くだけではなく、自分の弱点としっかり向き合っている問題演習ノートです。「課題」の部分では、なぜ間違えたのかを客観的に分析し、不足している力を厳しい言葉でメモしています。また、時間を計りながら正確に解くことも意識しています。受験本番で通用する力を鍛えるために、自分を徹底的に追い込んだノートです。

9号受験ノートの取り方①
慶応普通部に合格した生徒が小6のときに書いた理科のノート

授業中の思考の流れがわかる授業ノート

縦のラインを引き、左側は 「黒板の内容」を、右側は 「気づき」を中心に書いています。板書の内容を矢印でつなぎ、そのまわりに先生の解説や、浮かんだ言葉を生々しくメモすることで、理解するための流れができています。また、「入試に出やすい」などポイントも目立たせている。授業の内容を全て理解しようという気合が感じられます。

9号受験ノートの取り方②
都立小石川中等教育学校に合格した生徒が小6のときに書いた社会のノート

(キャラクタ ーデザイン・きつまき)

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