予備校リレーコラム

目標大学合格のための「模擬試験の活用法」 時間配分と弱点発見がポイント

2019.09.17

author
河合塾
Main Image
  • 「模擬試験」を本番入試の予行演習として活用しよう
  • 弱点を発見し、今後の学習の指針にしよう

皆さんは模擬試験をどのように活用していますか? 単に偏差値や志望大学の合格可能性判定に一喜一憂するだけで終わっていないでしょうか。模擬試験はその活用次第で合否に大きな差が出てきます。ここではその活用のポイントを二つお伝えします。

「模擬試験」を本番入試の予行演習として活用

仮に、本番のセンター試験が「何時間かけて解いてもよい」となったら、かなり高得点者が増えることでしょう。問題集を解くのと本番入試の大きな違いは制限時間があることです。過去に多くの受験生が「時間が足りなかった」「もうあと10分あれば……」と悔やんで失敗しています。そうならないために、事前に予行演習として模擬試験を活用するのです。

全体の時間配分や、どの大問から解くかなど、事前に過去問題を見て自分で作戦を立て、自宅で制限時間内に解く練習を重ねてから模擬試験に臨みます。そして、本番さながらに緊張した雰囲気の模擬試験会場で、実際に解いて試してみるのです。本番で失敗すれば取り返しがつきませんが、模擬試験なら反省して修正することができます。

最近では各大学の個別入試だけでなく、センター試験でも思考力や判断力を問うため、様々に工夫された問題が出題されることがあります。これらの問題を解くために重要なのは、出題者がどのような意図で出題し、どんな答えを求めているのかを瞬時に読み取る力です。単に知識を問うだけの問題とは違い、考えさせる問題では出題の意図を正確に読み取る訓練も必要になります。

 イメージ写真①_模試風景.jpg

弱点の発見・今後の学習の指針とする

模擬試験は読んで字のごとく本番入試を模した試験です。最近の出題傾向などから各入試で最も問われるであろう分野・出題形式で出題されています。ある意味、最新の入試頻出問題の宝庫なのです。それを真剣に解いたわけですから、模擬試験の後はできるだけ早くに「解答・解説冊子」を見ながら解けなかった問題、間違った問題の見直しをするべきです。

河合塾の作成している「全統模試」で言えば「学習の手引き」という解説集が試験後に配布されますが、そこには単に正答だけでなく、出題の意図や解法が詳しく解説されています。また、解けなかった人が、今後どのような学習をするべきかの学習の指針も示されています。模擬試験は最新の入試頻出問題なのですから、同じような問題、分野、出題形式が本番でも出される可能性が高いわけです。本番で失敗しないためにも模擬試験後の見直しはしっかり時間をかけてやっておきましょう。そして、その結果から見えてきた自分の弱点や未習分野の補強を早めに対策しておきましょう。そうすれば次の模擬試験の成績は伸びるはずです。

模擬試験の結果として返却される偏差値や、合格可能性判定などのデータは、自分が目標からどのくらいの位置にいるのかを把握するためには必要です。ただし、その差を埋めるために何をしなければならないのかを把握するためにも、模擬試験受験後の間違った問題、解けなかった問題の見直しは非常に重要なのです。

 イメージ写真①_模試風景.jpg
(福永就夫・進学教育事業本部長)

*参考 河合塾「全統模試」のご案内

Latest Articles新着記事