受験生、2学期からの過ごし方

佐藤ママから大学受験生へ 焦りを自信に変えるために、大晦日までにできること

2019.08.29

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佐藤 亮子
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2学期になると、入試までのカウントダウンが始まります。学校行事の傍ら、塾に模試に過去問対策……。限られた時間をどう使えばよいのでしょうか。子ども4人を東大理Ⅲに合格させた、佐藤ママこと佐藤亮子さんに聞きました。

「やりたいことは全てやり終えて、これで心置きなく入試会場に行けるぞ!」と、周りの人たちに宣言できるほどの状態に、いつまでになっておけばいいと思いますか? 入試本番の1週間前? それとも10日前? いえいえ、それでは遅すぎるのです。12月31日の除夜の鐘が百八つ鳴り終わるまで」に、その状態が出来上がっていなければなりません

なぜなら、2020年1月1日の朝には、「いよいよ入試が近づいた!」という気持ちが、いやがうえにも湧いてくるからです。その気持ちを「あせり」や「不安」にするか、それともピカピカの「自信」にするかは、9月からの過ごし方次第です。多くの学校では、2学期は9月、10月、11月、12月の4カ月ですね。日数で言えば、30+31+30+31=122日。この122日をいかに過ごすかが「合格」のポイントです。受験生全員が例外なく、持ち時間は122日間。その使い方を考えてみましょう。

9月

9月1~7日の1週間、自分で立てた予定を必死に実行してみる。予定に無理はないか精査して、毎日メモをとる。次の1週間は、そのメモを参考に微調整して実行。さらに学校の予定も絡ませて微調整する。センター試験の過去問には得意科日から少しずつ挑戦する。1年分まとめて解くのは疲れるから、「今日は国語の第1問」などと決め、分けて取り組む。点数にはこだわらない

10月

学校の行事との兼ね合いを考え、勉強できる日数を数える。行事は楽しむこと。休んで勉強しても効率が悪い。志望校を具体的に考え始め、募集要項の取り寄せなど、事務的な手続きはすべて保護者がする。子ども自身にさせるのは、時間の無駄である。苦手分野のあぶり出しを本格的に始め、基礎からやり直す

11月

主な模試も最後になるので、納得のいく結果を残せるように計画を立てる。そのために今までの模試を見直し、本番に持っていけるようなまとめノートを作る。この時期はあらゆる時間を勉強に充てる。息抜きはいらない

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いずれも佐藤ママ提供

12月

いよいよ、あと31日。精神的につらくなりますが、受験生も保護者も、余計なことを考えず、極めて普通に毎日を淡々と過ごすこと。昨日のことは忘れる。明日のことは考えない。今日1日24時間をいかに生きていくかということのみに集中し、1分1秒を大切に生きる。なかなかこんな経験はできないので、ちょっと楽しむくらいの気持ちで勉強する。

理解していることを必ず点数に結びつけられるか? まだ自信が持てない部分を、点数に結びつくレベルにどれだけもっていけるか?すべてのレベルを上げる時間はないので、厳選して取り組むのがコツ。除夜の鐘を心穏やかに聞けますか?

この時期の受験生は「問題を解いて、正しい答えを出す」ことだけが仕事なので、保護者は、ほかのことはすべてやってあげてください。受験生は食事が唯一の楽しみになります。ホッとできるようなご飯作りをお願いします。

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図中の(中)は中学受験生への、(高)は高校受験生への、(大)は大学受験生へのアドバイスです

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