「6年生の親がすべきこと」 中学受験の悩みにお答え!

夏休み明け、新学期の模試の結果がボロボロで焦っています

2019.09.03

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安浪 京子
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「子どものやる気が感じられない」「過去問はいつから?」 中学受験、保護者の悩みをすっきり解決!カリスマ家庭教師がQ&A方式でお答えします。 最後の1年で子どもは変わる!

Q.夏休み明けの模試で結果がボロボロで焦っています

夏休み明けの模試は、長い夏休みを塾漬けで過ごした受験生、そして親御さんの肩にも「さぁ、夏休みの頑張りの成果はいかほどか!」と力が入りますよね。

結論から言えば、夏休みの一か月半を頑張った程度で9月早々の模試に結果は反映されません。夏休みの頑張りがテストで反映されるには、理社で約1か月、国算で約3か月以上かかります。

夏休み明けのテストで上昇カーブや手応えを感じることができるのは「夏休み前から頑張っていた」お子さんです。「夏期講習は目の色が変わって勉強していた」という子どもでも、なかなかすぐには結果に結びつきません。

夏休みに集中的な勉強を行うと、学習に対する“脳の体力”が鍛えられます。それと同時に、学習した内容が時間と共に、子どもの中でこなれていきます(これは非常に重要なことです)。

すると3か月ほど経った頃に、“以前は2時間かけても理解できなかったことが、今は10分で理解できる”状態となり、頑張りが点数としてアウトプットされるようになるのです。

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国語と算数は、点数が上がるのも下がるのも時間がかかります。たとえば「夏休み中、得意な国語は勉強せず、他科目に専念する」という過ごし方をすると、秋はかろうじて今まで通りの点数が取れますが、冬になって一気に国語の点数が落ちてしまいます。このように、模試の偏差値は学力を正確に反映しつくしているわけではありません。

なかでも算数はコツコツと理解を積み重ねていく科目で、成績を上げるためのウルトラCはありません。すぐに点数には反映されずとも、焦らず、すべきことに丁寧に取り組んでいきましょう。

ですから、手元に返ってきた結果がかんばしくなくとも、嘆きすぎないでください。むしろ、親の果たすべき役割は、思うような結果が出なくてショックを受けているお子さんの気持ちを前に向けることです

これから志望校判定テスト、過去問などで比較にならないほどショックを受ける事態が多々待ち受けています。それらを乗り越えて入試を迎えるには、どのような事態であってもむやみにオロオロせず、お子さんが自分自身を信じて目の前の課題に取り組み続ける「精神力」を鍛える必要があります。むしろ、現時点で想定以上によい結果が出てしまうと、慢心してしまい成績が下降していくおそれもあります。

頑張りがすぐには反映されない今の時期の模試程度で右往左往していては、この先5か月は乗り越えられません。

親御さんの不安は大体10~11月にピークを迎えますので、まだまだ心が乱れる時期が待ち構えているとあらかじめわかっていると、今回の結果を一歩引いて見られるのではないかと思います。ぜひ、客観的に手元の答案の敗因分析(時間配分を見誤っている、ケアレスミスをしているなど)をして、次回の模試につなげてください。

6年生の親がすべきこと年間表(前半)
6年生の親がすべきこと年間表(後半)

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