わが子と学ぶSDGs

新聞でSDGsを学んでみよう!付箋を使って思考を「見える化」

2019.08.05

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遊佐 美恵子
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SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2020年度から順次、実施される新学習指導要領でも、児童・生徒が他者を尊重し、多様な人々と協働しながら「持続可能な社会の創り手」となることを求めています。SDGsの学びを「見える化」する方法として、SDGsが達成を目指す17のゴールを、新聞記事とひもづける「SDGs 付箋(ふせん)」を使ったワークショップをご紹介します。

朝日新聞社では、児童・生徒に向けたSDGsの出前授業や、学校の先生を対象にした勉強会を定期的に開いています。SDGs が達成を目指す17のゴールを、新聞記事とひもづける「SDGs 付箋(ふせん)」を使ったワークショップが特徴です。

SDGsとは

Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2015年9月の国連サミットで採択された。スローガンは「誰一人置き去りにしない」。30年までの達成を目指し、17分野の目標(ゴール)と169の具体的なターゲットを設けている。 20年度から順次、実施される新学習指導要領でも、児童・生徒が他者を尊重し、多様な人々と協働しながら「持続可能な社会の創り手」となることを求めている。

17のゴールを意識して新聞を読むと、世界が直面する課題が浮かび上がってきます。今年3月に東京と大阪であった勉強会には、それぞれ60人以上が参加。新聞を使ったワークショップでは、4人前後のグループをつくり、「SDGs 付箋」を使って、思考を「見える化」しました。

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SDGsの17ゴールを示すアイコン付きの付箋=朝日教之撮影

作業は簡単です。まず、新聞全体を読んで気になった記事を三つほど選びます。それぞれの記事が、17のゴールのうち、どれと関連が深いかを考え、該当する番号の付箋の余白に、記事の感想や自分の考え、名前を書いて紙面に貼ります。

続いて、付箋を貼った新聞をグループ内で見せ合い、その記事を選んだ理由などを話し合います。

さらに、あらかじめ会場の壁面に貼り出している新聞の各ページに、それぞれが先ほど選んだ記事の付箋を貼り直します。一つの記事に同じ番号の付箋が何枚も貼られることもあれば、異なる番号が貼られることもあります。一人ひとりが気づいた課題や意識を共有することで、複眼的な思考に触れ、多様な意見に出合うことができます。

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教員向けの勉強会で、新聞に付箋を貼る参加者たち=朝日教之撮影

付箋を使ったワークショップを提案し、勉強会で講師を務めた日本NIE学会理事の有馬進一さん(67)は「カラフルな付箋は視覚に訴え、思考を深める重要なアイテムです。文字通り紙面の上で世界の課題を体験するとともに、ひとつの記事にいくつものゴールが詰まっていることを実感し、意外な見方を共有してください」と話しています。

SDGs付箋とワークシートはダウンロードできます

「SDGs 付箋」を使った授業を詳しく紹介した「新聞授業ガイドブック」や、授業で活用できる付箋とワークシートは、朝日新聞社NIE サイトから無料で入手できます。

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