「6年生の親がすべきこと」 中学受験の悩みにお答え!

夏休みの宿題、どこまで力を入れるべき? 受験勉強との両立に悩む家庭へアドバイス

2019.08.13

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安浪 京子
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「子どものやる気が感じられない」「過去問はいつから?」 中学受験、保護者の悩みをすっきり解決!カリスマ家庭教師がQ&A方式でお答えします。 最後の1年で子どもは変わる!

Q.学校の夏休みの宿題が多くて困っています

昨今、「宿題代行サービス」が賛否をわき起こしていますが、主な顧客は「中学受験生の親」だとご存じですか?

毎年4月になると、私が真っ先に教え子達に聞くのが「担任の先生はどんな人?」です。というのも、中学受験に対する考え方は先生によって千差万別ですし、「学校生活や課題もきちんとできないのに、何が中学受験だ」という“アンチ中学受験派”の先生に当たると、色々と面倒が生じることが現実的にあるからです。

私も「小学校生活をきちんと過ごしてこその中学受験」という考えには大きく賛同します。しかし、きれいごとを抜きにして“宿題の量が異様に多い先生”に当たると、やはり頭を抱えたくなります。

その宿題というのが、「読書感想文」や「自由研究」のように、手間も時間もかかるが子どもにとって有意義、あるいはやりようによっては短時間で片付けることができるものならばわかります。

一方で「同じ漢字を20回ずつ」「計算ドリルを3巡」といった、スポ根的な宿題に関しては、この宿題を通して子どもに何を身につけさせたいのかと首を傾げたくなります(しかも、中学受験をする6年生にとっては簡単すぎる内容です)。

ここからはご家庭によって考えが大きく変わるかと思いますが、私はそれでも「学校の宿題は本人がやるべき」だと考えています。

中学校に行っても社会に出ても、理不尽なことはいくらでもあり、それにどう対処するか……という価値観は各家庭にお任せします。

中学受験のプロとして断言できるのは、「学校の夏休みの宿題のために一週間程度とられたところで、当日の入試の結果には影響しない」ということです。

そもそも、家庭で集中して塾の宿題に取り組んでいるでしょうか? 集中すれば2時間で終わる内容を、半日以上かけてダラダラやっていないでしょうか?

そこを改善せずして「学校の宿題をする時間がない」と言うのはナンセンスであり、「学校の宿題を3日で終わらせる!」と目標を決めさせれば、普段の倍以上の集中力を発揮して取り組みます。

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「学校の宿題のせいで塾の特定単元の復習が手薄になった」という話もあるかもしれません。秋以降は確かに忙しくなりますが、本当に何とかしたいと思えば、秋でも時間は捻出できます。

学校の宿題の多さを恨むより、どうすれば限られた時間の中でやりくりできるかを考えましょう。これは、夏休みに限らず、日々の宿題でも同じことが言えます。「時間がない」を言い訳にしていると、入試間近になっても「時間がない」「終わっていない単元がある」と言い続けることになります。

6年生の親がすべきこと年間表(前半)
6年生の親がすべきこと年間表(後半)

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