夏にはぐくむ理系脳

夏は親子で外遊び! 思考力UPに効く野外体験 花まる学習会代表のオススメは

2019.07.24

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斉藤 純江
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夏休みは、子どもが自然の中で思い切り遊べるチャンス。「花まる学習会花まる学習会1993年設立の幼児と 小学生向け学習教室。関東や 関西、中部などに約330教室を展開。「思考力」のほか「野外体験」も重視 し、毎年夏には会員向けに自然の中で 川遊びや火おこし、探検などをするサ マースクールを開いている。花まる学習会ウェブサイト」の高濱正伸代表は、「五感を使って自由に外で遊ぶ体験が、思考力につながる」と言います。なぜ、野外体験で子どもは伸びるのでしょうか。高濱さんに聞きました。

花まる学習会 高濱さん
花まる学習会の高濱正伸代表

何もない野原で遊ぶ経験って、実は大切なんです。子どもはよく、木の枝を武器や道具に見立てて遊びますよね。かくれんぼをする時は、「この木の後ろに隠れているかもしれない」と、考えを巡らせる。

思考力の本質は、見えないものを見る力と、最後までやりきる力。子どもがこの二つをやりたくなる状況を、外遊びは作り出してくれます。苦手な子が多い立体問題を解くために必要な空間認識力も、外遊びで育ちます

花まる紙飛行機
紙飛行機を飛ばす子どもたち=花まる学習会提供

親子でやるのにおすすめの外遊びは、なんと言っても「釣り」です。釣り針に工夫して糸を結び、「この天候、この時刻なら、魚はどこにいるかな」と想像する。魚がかかれば釣りざおがしなり、魚と引っ張り合う。釣った魚を料理する時は、内臓も観察できる。

キャンプでは、ぜひ火おこしをやってみましょう。着火剤は使わず、マッチと紙、大小の枝などを使って火をおこします。フーフー吹いて空気を送り込んでも、なかなかうまくいかないのですが、諦めない子はいません。

化石掘りに行けば、古代の植物や貝の化石に出合えるかもしれません。「このタイプの石には化石がありそうだ」と、鉱物への興味も広がります。

夜は星空を眺めてみましょう。この時期なら「夏の大三角形」や、流れ星に出合えます。天体の動きや地軸の傾きは、実体験から感覚的にわかるかどうかで理解度に差がつきます。

力学的、科学的な遊びをたくさんやっておけば、学校で習った時に肌感覚で理解できます。物理や化学、生物がわかるかどうかは、体験の総量で決まると言ってもいいでしょう。外遊びに熱中する経験は、小学4年生くらいまでは特に大切です。夏休みはぜひ、創造的な遊びの中に、子どもを放り込んでほしいと思います。

640x花まる秘密基地
秘密基地づくりって楽しい=花まる学習会提供

理系脳を育てる野外体験

・野原で秘密基地づくりやかくれんぼ
・親子で魚釣り、川遊び
・化石掘りや石集め
・キャンプで火おこし、テント張り
・寝そべって星空を眺める

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