エデュアお悩み相談室

中学受験塾の宿題が終わりません… 原因別の時間管理術

2019.07.18

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安浪 京子
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宿題が終わらず寝る時間が遅くなるということは、次の原因のいずれかに当てはまります。

  • 宿題の量が多い
  • 宿題の難度が合わない
  • 集中せず、勉強時間の密度が薄い

《質問者》
小学4年生の子が中学受験塾に通っています。「塾の宿題は取捨選択して取り組まなければ手が回らない」と聞きますが、取捨選択の基準がわかりません。とにかく全てやるよう声をかけるので、寝る時間が遅くなってしまいます。(神奈川県 30代 女性)

今号の回答者は「きょうこ先生」

《回答》 宿題の量は塾によって異なりますが、終わらず寝る時間が遅くなるということは、次に挙げる三つの原因のいずれかに当てはまります。原因別に対処法をご紹介します。

(1)宿題の量が多い

時間は有限です。まず1週間の中で、塾の宿題に費やせる時間を書き出します。睡眠、食事以外を全て勉強に充てるのではなく、息抜きの時間も確保しましょう。次に宿題の優先順位を決めます。取捨選択の基準がわからなければ、塾の先生に聞きましょう。もし「全て必要」と言われたら、「寝る時間が取れない」という事情も伝えましょう。家庭での勉強時間枠に優先順位の高いものから埋め込んでいき、あふれた宿題は切り捨てます。人間の脳は容量オーバーの課題に取り組むほど覚えが悪くなるため、容量を超えない範囲のものを確実にこなすことの方が重要です。

(2)宿題の難度が合わない

小学校のテストで満点を取っている子でも苦労するのが中学受験。小学校で苦労しているようなら、中学受験の学習内容を理解するのはかなり厳しくなります。もし最難関校合格を売りにしている塾に通っているなら、中堅校合格を売りにしている塾の方が向いています。また、小学校の内容が楽勝であっても、まだ4年生なら親がある程度勉強を見てあげる必要があります。4年生のテキストの解説なら親も理解できます。勉強の仕方がわかっていないことも多いので、うまくペースがつかめるまでは一緒に取り組んであげて下さい。

親子で宿題

(3)集中せず勉強時間の密度が薄い

ダラダラ取り組んでいて宿題が終わらない。これは6年生の親も抱える悩みです。4年生が1日3~4時間、集中して勉強に取り組むこと自体、非常に難しいとわかってあげてください。(1)とも重複しますが、勉強する時間と取り組む課題を決め、スケジュール上の終了時間がきたら切り上げましょう。成長期の小学生にとって一番大切なのは勉強ではなく睡眠です。勉強を切り上げさせることで、時間は有限であることを体にしみ込ませ、少しでも勉強密度を上げさせましょう。

お悩み募集

※教育や育児、受験のお悩みに、エデュアや朝日新聞で連載を持つ浜学園アドバイザーの「佐藤ママ」こと佐藤亮子さん、学習アドバイザーの清水章弘さん、プロ家庭教師で中学受験カウンセラーの安浪京子さんの3人が交代でお答えします。みなさんのお悩みを募集しています。子どもの年齢や学年、お住まいの都道府県名のほか、相談内容をできるだけ具体的に書き、メールでエデュア編集部にお送りください。掲載は匿名です。すべての相談に応じることはできません。ご了承ください。
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