エンスタナビ ~Enjoy Study Navigation~

時間のやりくり 欲張らずに「すきま」をさがそう

2019.06.26

author
大島 淳一
Main Image

学校の授業や部活動、塾や予備校通い、友人たちとのつきあい……。中学生や高校生は忙しい毎日を過ごしているにちがいありません。「勉強にあてる時間をもっととりたい」と考えるみなさんも多いはず。「時間」と向き合い、やりくりするこつを紹介します。

時間と向き合うとき、「自分自身でつくりだす」という姿勢がなによりも大事です。時間はだれに対しても等しく24時間(1日)があたえられ、かぎられています。そのなかでやりくりするには、積極的に「さがす」という意欲が求められます。

1日、1週間の過ごし方を書き出す

手始めに、平日の1日をどのように過ごしているかをふり返り、書き出します。

朝、起床する時間(時刻)から登校までの準備の時間、登校に要する時間、1時間目(1限目)がはじまる時間。さらに、部活動などを終えて下校する時間、帰宅までに要する時間、帰宅後にくつろぐ時間、夕食をとったり、お風呂にはいったりする時間、就寝する時間……

0626エンスタ1

1日の過ごし方を確認したら、次は1週間についても同じ作業に取りかかります。1日のように細かくみていく必要はありませんが、塾や予備校の講義がある日やない日、部活動がはやめに終わる日など、曜日によって異なるかもしれません。月曜日から金曜日について確認することで、忙しい曜日や比較的、余裕がありそうな曜日をおさえることができます。

このように「1日」や「1週間」単位で自分自身の時間の使い方を把握したら「分ぐらい、勉強時間がとれそう」という場面をさがします。鉄道機関などを利用して通学している場合、移動する時間を活用するのが一つの方法です。英単語や歴史の年代、古文などの暗記事項はもちろん、前日の夜に勉強した内容を復習するのにも利用できます。

「通学の時間はちょっとむずかしいかも」という場合は、起床する時間をいまよりも30分ほどはやめて、その時間を勉強にあてるのもおすすめです。「短そう」と感じるかもしれませんが、平日の5日間、休むことなく取り組んだとすれば計150分(2時間30分)の勉強時間になります。

0626エンスタ3

特に注目したいのが、学校から帰宅してからの時間です。みなさんはどのように過ごしていますか。「塾や予備校にいくための準備」「部活動でへとへとになり、そのまま……」といった場合、ちょっと工夫することで時間をつくれそうです。

下校後に学校から直接、塾や予備校に通うというみなさんも少なくないかもしれません。その場合、学校から塾や予備校までに要する時間、講義などを受けている時間、講義が終了してから帰宅までに要する時間などもチェックしてみます。

すきま時間を重ねて「60分」をつくってみる

こうした「すきま」の時間をみつけたり、つくりだしたりするとき、はじめから「○時間」と考えないようにするのがポイント。「○分」の積み重ねが結果的に「○時間」になるよう、欲張らないようにします。

「この場面で時間をとれる。ここの時間も勉強にあてよう」と埋め尽くしていくと、「こなす」ことが目的になり、力を高めたいという目標から外れる心配があります。つづけることが苦しくなり、しばらくすると行き詰まるかもしれません。

0626エンスタ-1

まずは「60分」をつくりだすことをめざしてみます。起床する時間を30分ほどはやめ、登校してから1時間目の授業がはじまるまでに10分、お風呂にはいっている時間に10分(のぼせないように!)、就寝する直前に10分と考えると計60分に。次は「80分」、その次は「100分」といった具合に、だんだんと積み重ね、時間をのばしていくと無理なくつづけていけるはずです。

つくりだした時間をどのように使うかもイメージします。たとえば、夜ねむる前にその日におぼえたことをもう一度、思い返してみると記憶が定着するといわれています。

※朝日中高生新聞2019年5月12日付

Latest Articles新着記事